須貝 紀亮

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職人インタビューINTERVIEW

須貝 紀亮スガイ ノリアキ

リプロ入社 2006年

  • 自営業
  • 独立しました

須貝 紀亮

リプロに入社した経緯は?

前職退社後、求職活動中に日曜日の求人広告と職安の募集とのダブルで目に入って気になって応募しました。

当時は、大型のドライバーをやりたいと思って仕事を探していたのと、元々工業高校出身でバイクも好きだったので機械の修理、整備に興味がありました。そんな経緯で、リプロの建機回送の大型ドライバーは魅力的に感じました。

入社1年目〜3年目の仕事内容

業界未経験で入社し、最初の3年間は建機回送の大型ドライバーをやっていました。当時、社員の中で、誰が新車の回送車を乗るかで争奪戦があって(笑)

自分が新車の回送車を獲得した時は、本当に嬉しかったです。

4年目〜6年目の仕事内容

その後、4年目から6年目まで工場に入って建機の修理、整備を未経験で始めました。

ただ、当時は建機回送の大型ドライバーもやりながら、整備見習いとして未経験から先輩社員に習って、やっていく内に、アタッチメントの肉盛り溶接作業などもやっていきました。

リプロで何か一つの仕事をやると決めてやっていくというよりは、とにかく何でもやってみるというスタンスで挑戦し続けていました。

おそらく、今では建機修理の場内のことは全部把握していると思います。

それこそ、最初は人が足りない時には、解体現場も出てました。解体現場で建機オペレーターとして小割作業(出来てたとは到底いえないですが笑)をやったり、手壊し解体もやりました。

また、このタイミングで、勉強も頑張って、2級建設機械整備技能士の資格も取得しました。

STIHL店長に就任

この頃STIHLというチェンソーでは世界シェアNO,1のドイツのメーカーの販売店となり、新たに事業を拡大しました。


STIHL SHOP埼玉をオープンし店長に抜擢されました。機械が好きだからココもイケるという考えで未知なる”とってもディープな世界”の、林業造園へ突入しました(笑)。

STIHL SHOP埼玉は、今でこそ、ありがたいことに毎日お客様にご来店いただけてますが、当時は一人も来客の無い日が数日続くのも珍しくなかった。

今ではプロユーザーから信頼されるショップとなり、一般ユーザーの駆け込み寺的なショップであり、これからチェンソーを始める方には安心して購入出来る信頼されるお店になりました。

初心者のお客様にもプロのお客様にも、とにかく機械に向き合って、機械と対話をして、どれを選べば良いのかどう使うのか、故障したらどこがおかしいのか、真剣に対応してあげる。そんな風に、一生懸命に機械に向き合ってお客様に対応していたら、気づけば多くのリピーターに支持していただけていました。

ただ、機械に向き合いすぎて、上司から怒られることもありました(笑)

一生懸命になるのは良いけど、もう少し効率を考えなさいと(笑)

建機レンタル部の部長職へ

6年目から工場だけではなく、建機レンタルのフロント業務※にも携わり、その後建機レンタル部の部長になりました。

(※フロント業務とは、建機レンタルの窓口となる営業職のこと。)

リプロが展開する多くの業務を経験してきましたが、それぞれに楽しいし、それぞれの魅力がありました。重機回送ドライバーの仕事も、建機修理の仕事も自分が好きだと思ってやっていたことでした。

しかしフロント業務は、元々人付き合いが得意ではなかった私がお客様や同業者と頻繁にやりとりをすることで鍛えられ、楽しいと思えるようになりました。

建機のフロント業務で大事なのは?

「人が全て。」

過酷な解体現場で使用する機体をレンタルしたり、購入していただくお仕事なので、当然故障やトラブルもある。その時の対応力で信頼を得る事が大切。

同じものを借りたり、買うならどこからか。あいつから、リプロから借りたい、買いたいって思ってもらえたら本当に嬉しいです。

リプロの社訓やクレドを理解し、自分のやり方を作るのが何より大事。先輩のフロント職も、自分も、後輩のフロント職も、いずれも自分のやり方を見出してきました。

自分のスタンスで、お客様に自分を好きになってもらえるかが本当に大事です。

そして、前にも書きましたが、建機はアフターフォローが大事。

日用品なら値段で決めても良いかもしれません。でもこの業界はこんな機械を探してほしい、故障してしまったなど困ったときに、どんな対応ができるかでお客様に選ばれるか決まると思います。

創業当時、社員は数名で自分の役割に加え全員で営業活動していた頃は、リプロが選ばれる理由を聞くと、

「対応が本当に速い、何でも相談にのってくれる、アフターフォローまでよくやってくれる。」と評判でした。

とにかくリピートしてくれる。それがリプロの強さだと思います。それは、リプロの歴代のフロント職みんなそうです。

フロントがお客様に好かれるかどうか、これが本当に大事だと思います。

独立するにあたって

スチールショップ店長、建機レンタル部部長、新座営業所所長を経て独立した私ですが、「起業して大きな会社を運営したいとは思わないけど、とにかく現場に出て機械に触れていたい。現場で自分の力をフルに使ってみたい!」

社内での事務職も嫌いではないけど、やっぱり自分には外に出て機械に触れて修理、整備しているのが合っている。建機の修理・整備を中心に、建機の出張修理や、今リプロで学んでいる板金塗装もできたらと考えています。

そして、自分みたいな機械が大好きな仲間を増やして、一緒に建機修理チームでやれたら良いなと思っています。

お客様から、

「ありがとう」

と、言われるのがやっぱり嬉しい。

メーカーに修理を依頼すると、どうしても高額になってしまうし、小回りが利く方が、もっとちゃんと機械のことを考えてあげられるかもしれない。

やっぱり、これからも機械にしっかりと向き合った仕事がベースになるのかな、なんて思っています。

リプロの魅力って? 

リプロの経営理念でもある、「時流社会に柔軟に対応して、姿を変えていく会社」だと思います。創業間もない時からずっとリプロにいて、当時は建機レンタル部しかありませんでした。

間も無く開始した解体業でも今では大きく業績を伸ばしていき、世界シェアNo,1のチェンソーメーカーの販売店となる”STIHL  SHOP”を始めてみたり、薪ストーブ、ペレットストーブの販売も始めてみたり、健康食品の販売を行ったり、関越所沢IC近くのキャラバンパーク所沢という車中泊を主に行うRVパークも運営しています。

当時はインターネットもない中で、アナログな仕事ばかりでしたが、STIHLSHOPや薪ストーブや、ペレットストーブの販売は、インターネットから当たり前のように、お客様に来店していただけています。

リプロは次から次へと、どんどん良いものもよく分からないものも取り入れ変化していく会社だと思います。

未経験で職人になる方へメッセージ

「何よりも仕上がりが大事。」

ただ、自己満足にならないように、自分のこだわりとお客様のご要望との折り合いをつける範囲内にはなりますが(笑)

職人仕事として仕上がりに満足するには、一回で妥協しないで、何回も何回もやるしかない。そうすると、急にできるタイミングがあるんです。

スポーツとか計算でも最初はできなくても、「あっ!」って急にできる瞬間がある。

それと一緒なんです(笑)

好きなことを仕事にしているからかもしれませんが、機械の声が聞こえるんですよね。見た目の違和感だったり、音を聞いて、臭いを感じて、ん?ここがおかしいのかもしれない。

職人になるならば、自分の感覚と対話してとことん妥協することなく突き進んで欲しいと思います。

将来の夢

自給自足の生活をしたいです。

例えば、畑をやったり。

畑をやっていると、畑仲間の機械が故障したり、調子が悪くなったらメンテナンスでみてあげられる(笑)

そんな自給自足の生活は憧れますね。もちろん家族が楽しく幸せである事が前提で。

リプロって独立できる会社?

独立は応援してくれる会社だと思います。

もし、独立をお考えならば、将来自分のやりたいことを明確にした上で、毎日の仕事をしていくのがいいと思います。

ただ、やりたくないこともしっかりまずはやってみる。

私みたいにお客様と連絡を頻繁に行うフロント業務をやってみると、人好きあいが苦手でも、やっていけば楽しくなるし、興味がなくてもやってみると、色んな仕事から将来の夢を自分で選べるようになる。

これからのリプロへ

「若い力がもっと欲しい。」

入社当時は皆若かったのですが、あれから十数年...

リプロでは、年々シルバーの方や主婦の方にも活躍してもらえるようになってきました。

人材の多様化は進んでいますが、やっぱり若い推進力みたいなのはもっともっと欲しいなと思います。

創業時のリプロは求人募集からの入社なんて自分くらいで、先輩方は知り合いからの紹介とかで仲間が増えていった会社でした。

建設業界は特に、人材の高年齢化が叫ばれていますが、リプロは時流社会に柔軟に対応して、姿形を変えながらも、創業時のリプロの根底にある若い力強さは、ずっとあって欲しいなと思います。

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